2008年12月6日(土)、西脇市立音楽ホール“アピカホール”にて「第7回加杉野少年少女主張大会」を開催いたしました。
この大会は、加杉野地域(西脇市・多可町)に住む少年少女が、社会や地域、人に感心を持ち、自分の考えていること、感じていることを自分の言葉で表現する中で、自らの個性を発揮し夢や目標に向かってたくましく生きていけることを願い、(社)西脇青年会議所が平成13年度から継続事業として開催しているものです。
今年度も加杉野地域にある中学校7校から2名ずつ、計14名の生徒に出場してもらい、それぞれの主張(弁論)を発表していただきました。結果は次の通りです。
最優秀賞 松本玲美さん(八千代中学校3年生) 「シャボン玉」
優秀賞 藤原朋代さん(西脇南中学校3年生)「世界の人々」
優秀賞 橋尾学くん(八千代中学校1年生)「ぼくのいとこ」
審査員特別賞 吉川大悟朗くん(加美中学校3年生)「津軽三味線が紡ぐモノ」
理事長特別賞 藤岡啓志郎くん(中町中学校3年生)
「農作業をして思ったこと」
神戸新聞社賞 足立志保さん(加美中学校2年生)「おじいちゃんとお酒」
審査があまりにも難しかったことから、審査委員である神戸新聞社北播総局の増田総局長のご好意により、「神戸新聞社賞」が急遽創設されたり、加美中学校の吉川君の発表内容にあった津軽三味線をどうしても聴いてみたいというリクエストから、舞台で数曲演奏していただくという一幕もありました。
審査時間中のアトラクションとして、西脇市内の小学生によるハンドベルグループ、リトルフラワーベル(代表 熊原幹恵さん)のミニコンサートが行われ、澄んだ音色と一生懸命に演奏する姿が来場者の心に響きました。
審査委員長を務めていただいた多可町教育委員会の小林教育長は、大会最後の講評で
「どの主張も素晴らしく審査が難しかった。まずは、それぞれの学校で激戦を勝ち抜いてここに出場されたことだけでも素晴らしいと思います。 また、テーマが広範囲であったにもかかわらず、それぞれが実体験に学んだ濃い内容のものでした。社会に出た時、一番大切なことは『ハート(心)をしっかり持っていること』だと思います。しっかりと自分をもって堂々たる人生を歩んでほしい。そして、今日子ども達の主張を聞いた会場の皆さんは、各家庭や職場で聞いたこと、感じたことを周りの皆さんに伝えていただきたい」と締めくくりました。
(文:総務広報委員会 副委員長 岡本一馬)